コラム 動画のツボ

クラウドソーシングで動画を制作する際のメリット・デメリット

専門記事の作成代行で話題になったクラウドソーシング
今回はこの「クラウドソーシング」で動画を制作するメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。

クラウドソーシングってどうよ?

そもそも「クラウドソーシング」って何?

「クラウドソーシング」とは、一般的には(主にインターネット上の)不特定多数の方々に業務を委託することを指します。なので動画制作であれば、案件ごとに動画を作ってくれる人を募集して制作を進める形となりますが、制作や進行管理に専門性が必要なため、「クラウドソーシング依頼サービス」で募集を募るのではなく、「クラウドソーシング型動画制作」を行う仲介業者に制作を依頼する形が多いです。

クラウドソーシング型動画制作のメリット

  • 制作原価が抑えられる
  • クリエイターの数が多い

この2点です。

仲介業者からすれば依頼ごとに都度業務を外注する形となるので、社員として雇用した場合に発生する各種費用(固定給、社会保険、オフィス・機材コスト、福利厚生費用、等)は不要。当然その分制作コストを抑えられます。またクリエイターを雇用しないもうひとつの特徴として「登録クリエイターの数が多くなる」というメリットがあります。これはクリエイター側も仲介業者側も、登録しておく(させておく)だけなら特にコストはかからない上に、制作スキル確認のハードルも低いので、(実際に稼働している人数はさておき)クリエイターの登録数自体は多くなります。

クラウドソーシング型動画制作のデメリット

  • クオリティが安定しない
  • ノウハウが貯まりにくい

では反対にデメリットは何でしょうか?

まずは「制作クオリティのキープが難しい」という点。クラウドソーシングの場合、動画のクオリティは制作を請け負う個人のスキルによって大きく左右されます。また雇用形態に無いので、一回良い動画ができたとしても、次も同じクリエイターに作ってもらえるかは分かりません。この「制作レベルの安定性」は、単発で動画を作るならまだしも、プロモーション用の動画でPDCAを回すときや、シリーズものの動画で継続的にコミュニケーションを行う際に問題になってきます。

また、課題解決のために動画を制作するのであれば、「課題解決のためのデータやノウハウを持っているか」と「それを制作物に反映できるか」が重要。これはどちらも企画・進行管理するディレクターと実際に動画を制作するクリエイターが一丸となって初めて上手く機能します。この組み合わせが毎回解体されてしまうクラウドソーシングの場合、ノウハウが中々貯まりませんし、仲介業者に貯まったとしても、それを(ノウハウを持ち逃げされる恐れのある)単発クリエイターにどこまで共有するかは疑問が残ります。

と、色々書いてきましたが、個人的にはクラウドソーシングという形に期待しています。
将来的にはもっと普及・改善されて気軽に利用できるようになると思いますが、今の段階(2016年12月)では、動画を用いて課題解決したい場合は、制作ノウハウのある会社に依頼したほうが、投資対効果は高くなると思います。

この記事の担当:松原

広告会社でのコピーライター/ディレクター経験を経て、今はCMサイトのプランナーとして、主にクライアント課題解決のためのアニメ動画企画・提案に携わっています。